放送番組審議会とは
静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者9人によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。
放送番組審議会議事のあらまし
2011年05月11日(水)
開催月日 | 2011年5月11日(水) |
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開催場所 | 静岡朝日テレビ本社 |
出席委員 | 【委員長】 岡本 肇 【副委員長】 杉田 豊 【委員】 鍋倉 伸子 表 信吾 西田 公昭 髙木 美恵子 諏訪 求 伊藤 洋一郎 (9名中8名出席) |
課題番組 | テレメンタリー2011 「卓球にかける10歳の輝き~攻める!小さな挑戦者~」 静岡朝日テレビ制作 2011年3月27日(日)06:00~06:30放送 |
番組概要 | 011年1月、東京で開催された全日本卓球選手権。静岡県磐田市から出場した10歳の伊藤美誠(みま)ちゃんは1回戦で大学生の選手を相手に勝利を収め、大会最年少記録を塗り替えた。美誠ちゃんの自宅には卓球台が置かれ、普段から母親と練習に取り組んでいる。 小学校では普通の子どもと同様に友達と触れ合う美誠ちゃんだが、卓球選手として「オリンピックにでること」という大きな目標を持ち、強い練習相手を求めて実業団トップチームの練習にも参加したり、父親の単身赴任先の名古屋では小学生男子のトッププレイヤー相手に練習に取り組んでいる。 そして迎えた大阪国際招待卓球選手権で、全国の強豪を相手に次々と勝利を重ねる美誠ちゃん。番組はそんな10歳の少女の日常生活と試合での活躍ぶりを追った。 |
審議内容 | 委員からは「伊藤選手の普段の顔と、卓球をしている時の表情の変化をうまく対比させていた」「10歳の少女が、将来を見据えた考えを持っていることに驚いた」「30分の枠の中で、日常生活や試合の場面がコンパクトに良くまとめられていた」「伊藤選手の可愛さと強さ、両親の熱意が素直に伝わってきた」「周到な準備が感じられ、見応えのある番組に仕上がっていた」――などの評価を頂いた。 その一方で、「明確な主張がなく盛り上がりに欠け、物足りない感じがした」「卓球についての説明が不足していて、視聴者が興味を持てたか疑問だ」「わずか10歳の少女をヒーロー的に扱うことによって弊害の出ることが懸念される」「ディテールは良かったが、その組み立てに工夫があればもっと良くなった」「低年齢でも全日本選手権に出場できる卓球競技の科学的根拠や、その強さの科学的分析が加われば、より面白くなるのではないか」――といった指摘や提言を頂いた。 |
次回日程 | 2011年6月8日(水) 課題番組:「しょんないTV」(静岡朝日テレビ制作) |