放送番組審議会とは
静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。
放送番組審議会議事のあらまし
2023年2月
開催月日 | 2023年2月15日 |
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開催場所 | 静岡朝日テレビ本社 |
出席委員 | 委員長 伊藤 洋一郎 副委員長 加藤 裕治 委 員 倉田 明紀 海野 尚史 川口 澄生 広田 奈都美 松田 直子 |
課題番組 | ■課題番組 『池上彰が潜入取材!どうなる!?リニア新幹線』 制作:静岡朝日テレビ 放送:2023年2月5日日曜午後1時55分~午後3時20分 出演者:進行)池上彰 ゲスト)ガダルカナル・タカ、伊集院光、須田亜香里 アシスタント)佐野伶莉(静岡朝日テレビアナウンサー) |
審議内容 | 5.主なご意見 ・MC2人は安定感があり、ゲスト3人のバランスもスタジオの雰囲気も良く見やすかった。伊集院さんのコメントは的を得ていた。 ・名古屋駅から壁一つはさんで工事現場があるのは驚きだった。メディア初公開というだけありテレビ取材ならではの面白さがあった。 ・初めに「4つの壁」としてテーマを掲げ、順に課題を追っていくことで、視聴者が番組に自然に参加できた。 ・東海道新幹線開通時の過去の映像は、フェイクなしの貴重なアーカイブ。真実を記録として残すことがテレビの役割であることをすごく強く感じた。 ・正確な情報を提供しようと試みていることが感じられ、良質な番組だと思った。 ・県=川勝知事となるが、忖度はしないという制作者の気概を感じた。 ・大井川の水問題が論争の争点にもかかわらず、川勝知事の人格問題にすり替わっている点に問題を感じた。大井川の水問題の当事者の声が全く出ていないのは疑問。 ・大井川流域の生活や産業、渇水の状況、水返せ運動の歴史など様々な問題があるにもかかわらず、番組は終始、川勝知事とJR東海、周辺県知事、田辺市長の対立の構造を軸に構成されていた。ジャーナリズムの柱とは何か、誰のために番組を作るのか、生活者の目線をなくして静岡の放送局としての役割があるのだろうか。 ・静岡の放送局が制作しているのだから、県民が困らないようにすることが一番だと思うが、JRや山梨県知事を持ち上げ、川勝知事が言葉を荒げるシーンを度々取り上げ、本当にこの問題に向き合っているのか疑わしい気持ちで見た。 ・東海道新幹線がたった5年半で開通できた理由のまとめは分かりやすかったが、新幹線以前の東海道本線の丹奈トンネル工事で重大な水枯れ問題が起こったことに触れて欲しかった。多くの農民が被害影響を受けた前例があるので、どうしても静岡県では水にこだわってしまうところがあるのだと思う。 ・東海道新幹線開業には国民の後押しがあったとまとめていたが、大幅な予算超過や騒音問題訴訟など、必ずしも一枚岩で後押しがあったとはいえないのではないか。 ・川勝知事と田辺市長との確執のくだりは、番組として面白くなるかもしれないが、リニア問題とは関係がないと感じた。 ・自分がJR東海の社長になれば解決する、という川勝知事の驚きの発言が飛び出した時に、インタビュアーのうまい切り返しが欲しかった。もし池上さんがインタビュアーだったらどう切り込んだだろうか。もったいなかった。「じゃあどう解決するのか」と問い直していれば、静岡朝日テレビの矜持を示すことができるシーンだった。こうした発言に切り込んで問題の本質に迫るのが報道の役割の一つだと思う。 ・前回、前々回と比べて、新しいエビデンスが少なく、新鮮味が感じられなかった。地域の声や学者や専門家の声が無く、県民が置いていかれている印象があった。 ・開業までのスケジュールが今後どうなる、という点に問題が集約されており、開業できれば解決という雰囲気を形成していた。開業後のリニアに県民や日本全体はどんな効果を期待できるのか、どんな課題が発生するのか、そういう視点も必要だと感じた。 ・リニア問題を静岡県とそれ以外の沿線県、静岡県とJRの問題に集約することは問題を矮小化している。 ・番組が全国版であることの重要性、県内だけに向けたものではないことをとらえてどう番組を構成するかは、視聴者に対して非常に大きな責任があると感じた。 ・リニア問題を知事間の関係から読み解くというシンプルな構成の「社会派バラエティ番組」だったが、この問題については県民市民あるいは専門家の観点も含めた報道番組やドキュメンタリー番組の必要性も感じた。 ・リニア問題にどう取り組むか、どう向き合うか、放送局としても問われている。 こうした意見をいただきました。 |
次回日程 | 2023年3月15日(水) |
放送番組種別ごとの放送時間量
番組種別 | 2022年4月~2022年9月第3週合計放送分数(分) |
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報道 | 13,664 |
教育 | 6,636 |
教養 | 13,250 |
娯楽 | 19,612 |
通信販売 | 6,886 |
その他 | 362 |
対象期間の放送時間全体 | 60,410 |
- 番組種別リスト 2022年4月第3週(2022年4月18日~2022年4月24日)
- 番組種別リスト 2022年5月第3週(2022年5月16日~2022年5月22日)
- 番組種別リスト 2022年6月第3週(2022年6月20日~2022年6月26日)
- 番組種別リスト 2022年7月第3週(2022年7月18日~2022年7月24日)
- 番組種別リスト 2022年8月第3週(2022年8月15日~2022年8月21日)
- 番組種別リスト 2022年9月第3週(2022年9月19日~2022年9月25日)
CM放送時間量
CM放送時間量(分) | |
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対象期間におけるCMの放送時間 (上記放送時間全体に含まれる) |
9,925 |
対象期間
2022年4月18日(月)~2022年4月24日(日)
2022年5月16日(月)~2022年5月22日(日)
2022年6月20日(月)~2022年6月26日(日)
2022年7月18日(月)~2022年7月24日(日)
2022年8月15日(月)~2022年8月21日(日)
2022年9月19日(月)~2022年9月25日(日)