放送番組審議会とは
静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。
放送番組審議会議事のあらまし
2025年4月
開催月日 | 2025年4月09日(水) |
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開催場所 | 静岡朝日テレビ本社 |
出席委員 | 委員長 加藤 裕治 副委員長 川口 澄生 委員 海野 尚史 委員 広田 奈都美 委員 松田 直子 委員 久保田 香里 委員 坪川 武史 |
課題番組 | 課題番組:『とびっきり!しずおか』(参考放送回:4月01日(火)) 制 作:静岡朝日テレビ 放 送:毎週月~金曜 午後4時40分~午後7時00分 (うち、午後5時50分~午後6時15分『ANNスーパーJチャンネル』) 出 演:[MC] 橋本ありす・須藤誠人(静岡朝日テレビアナウンサー) [スタジオ] 伊地健治(静岡朝日テレビアナウンサー) [ゲスト] 八代英輝(国際弁護士)、井柳美紀(静岡大学教授) [中継VTR]能地優・齋藤諒(静岡朝日テレビアナウンサー) [天気] 渡部圭吾(天気予報士) [ニュース] 石田和外・栗田麻理(静岡朝日テレビアナウンサー) |
審議内容 | 【番組全体を通して】 ・新年度ではあるがいつもの雰囲気でスタートし、視聴者にとっては変わらない「いつもの夕方」というような安心感があった。 ・オープニング付近でのスタジオトーク中、画面下に今日の番組のラインナップを表示していたが、会話をさえぎることなくこの日の番組内容を伝えることができていてよかった。 ・次の話題に移る際の「この後」テロップは効果的だと思うが、少しタイミングが早く、出ている時間が長いところもあった。 ・八代弁護士のコメントがスタジオを明るくし、井柳教授は要所で具体的で分かりやすい解説をしていて、ゲスト二人の役割と持ち味がうまく生かされていた。 ・新年度になるタイミングで新しいゲストやコメンテーターの採用を検討してもよかったのではないか。 ・井柳教授がネットとテレビの関係性について触れた貴重なご意見の部分で、井柳教授が本当に伝えたかったことがさらりと流されてしまったと感じた。そこを、もう一歩踏み込んで言及すると、さらに議論が深まったのではないかと思う。 ・1年前の川勝前知事の舌禍事件や3月の市議選の話題から国政の話題への流れは興味深く、ミクロな視点からマクロな視点へと視聴者を促す構成や進行はとてもよかった。 ・番組全体を通して、非常にまじめで、誠実さや分かりやすい情報の提供を心掛けて番組作りをしていることが伝わってきた。コーナーの配置も含め構成がとてもよく、安定感があった。 ・視聴者との関係性をどういう風に持っていくのかが考えどころだと思う。 ・西から東まで県内の幅広い声を聞き取って伝えていくか、関心事とどのように接点を持ち、伝えていくかが役割として必要になってくる。 ・番組の最後に「明日も皆様に会えることを楽しみにしています」「明日皆様が良い1日になれるよう祈っています」など、わざとらしくても暖かい言葉がけをするのはどうか。 【ニュース・コーナー・中継など】 ・駿府城公園の桜の中継から始まり、定番ではあるものの新年度初日の放送を明るい話題で始めたことは、視聴者を前向きにさせてくれるものであった。 ・風物詩として入社式や新入社員を取り上げていたが、地元を代表する大手企業だけでなはなく、中小企業やスタートアップ企業、デジタル産業の会社、中途入社や起業した方などを取り上げると目線が変わり面白いのではないか。 ・新入社員の話題でわざわざ川勝前知事の一年前の問題発言の話題を出していたが、鈴木知事になってからは話題にすることがめっきり減った印象。番組は良くも悪くも予定調和で、地方局の情報番組という箱の中に収まっているようだった。 ・川勝前知事の過去の話題よりも、新年度として鈴木県政のこの1年がどうだったかなどを取り上げる方法もあったのではないか。今後は、現在の鈴木県政に切り替えて報道をしていかなければならないと思う。 ・ウサギの頭部が見つかった話題で、犯罪と断定するような形に持っていくと、かえってその地域の方の不安をあおるようなことになりかねないので、その辺はアナウンサーが「捜査中ではありますが」といった形で軽くフォローを入れても良かったのではないか。 ・新コーナー『須藤タイムズ』は何をオマージュしているかが分からなかったので、その説明や、キャッチフレーズ等を付けるとどういったコーナーなのかが分かりやすくなると思う。 ・『須藤タイムズ』では、備蓄米の行方と米価の上昇というタイムリー且つ社会的な話題を取り上げていたが、あえて不安をあおるような演出はなく、理由や背景、現状や今後の見通しなどをしっかりと説明されていてよかった。 ・備蓄米やアメリカの関税といった大きなニュースを取り上げる際、そのニュースが県内に対してどういう影響を及ぼしているのか、県民はどう考えているのかということがしっかりと伝えられていて、地方局のニュースとしては非常に役に立つものだった。 ・『がんばってますっ!!』は、いい意味で力の抜けた親しみやすいコーナー。訪れる地域がどういったところなのか、景色や魅力などその地域の情報を足して紹介すると、より立体的で魅力的なコーナーになると思う。 ・お天気コーナーの渡部気象予報士は、天気をいつも楽しそうにアナウンスしてくれてとても気持ちがよい。 ・沼津市の週休三日制の話題で、中小企業にとっては現実的に厳しい面もあるので、街の声だけでなく、中小企業の経営者へインタビューを行うなどをすれば、この制度の可能性や課題についてバランスの取れた報道ができるのではないか。 ・「とびっきり食堂」は、これまで取り上げてきたお店の蓄積が財産になっていると思うので、価値を最大化する取り組みが今以上にあるとよい。面白い可能性を秘めていると感じた。 ・視聴者は番組の最初から最後までを全部見ている人だけではないので、様々な世代に向けた様々なタイプのコーナーがあっても良いのではないか。 こうした意見をいただきました。 |
次回日程 | 2025年5月14日(水) |
放送番組種別ごとの放送時間量
番組種別 | 2024年4月~2024年9月第3週合計放送分数(分) |
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報道 | 13,495 |
教育 | 6,936 |
教養 | 13,240 |
娯楽 | 18,084 |
通信販売 | 7,276 |
その他 | 264 |
対象期間の放送時間全体 | 59,295 |
- 番組種別リスト 2024年04月第3週(2024年04月15日~2024年04月21日)
- 番組種別リスト 2024年05月第3週(2024年05月20日~2024年05月26日)
- 番組種別リスト 2024年06月第3週(2024年06月17日~2024年06月23日)
- 番組種別リスト 2024年07月第3週(2024年7月15日~2024年07月21日)
- 番組種別リスト 2024年08月第3週(2024年08月19日~2024年08月25日)
- 番組種別リスト 2024年09月第3週(2024年09月16日~2024年09月22日)
CM放送時間量
CM放送時間量(分) | |
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対象期間におけるCMの放送時間 (上記放送時間全体に含まれる) |
10,224 |
対象期間
2024年04月15日(月)~2024年04月21日(日)
2024年05月20日(月)~2024年05月26日(日)
2024年06月17日(月)~2024年06月23日(日)
2024年07月15日(月)~2024年07月21日(日)
2024年08月19日(月)~2024年08月25日(日)
2024年09月16日(月)~2024年09月22日(日)