放送番組審議会とは
静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者9人によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。
放送番組審議会議事のあらまし
2011年06月8日(水)
開催月日 | 2011年6月8日(水) |
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開催場所 | 静岡朝日テレビ本社 |
出席委員 | 【委員長】
岡本 肇 【副委員長】 杉田 豊 【委員】 鍋倉 伸子 表 信吾 西田 公昭 髙木 美恵子 古知 弘行 伊藤 洋一郎 (9名中8名出席) |
課題番組 | 「ピエール瀧のしょんないTV」
静岡朝日テレビ制作 毎月第3火曜日24:20~24:50放送 ※2011年3月、4月放送分について |
番組概要 | ピエール瀧と広瀬麻知子(静岡朝日テレビアナウンサー)が、静岡県内のマニアックな場所やサブカルチャー的なスポットを巡る、大人の社会科見学的な番組であり、深夜にゆったり、「くだらね~」と思いながらも、ついつい見てしまう、ゆるーい番組。
「しょんない」とは、仕方がない(しょうがない)、仕様もない(しょうもない)をハショッタ静岡弁。くだらないけどどこか許せる。とるに足りないけど、どこか愛嬌が合って憎めない。超くだらないくせに、なぜかいとおしくて捨てられない。言わば、愛すべきくだらなさを絶妙に表現した言葉が「しょんない」であり、そんなしょんないカルチャーを紹介する。 今回は、静岡のプラモデルメーカー「青島文化教材社」と、焼津の「木のパロディー彫刻家」の回について審議した。 |
審議内容 | 委員からは「全体的に面白くて楽しめる番組だった」「真剣に物を作る人たちのチャレンジ精神がくみ取れ、勇気を与えられた」「本来ゲスト役の瀧さんが実際には進行役になっているが、非常にうまくコミュニケーションをとっていて、素晴らしい力量を感じた」「広瀬アナは本来進行役を務めるべきなのに、現実的にはボケ役にまわってコロコロ笑っている。そこがまた面白い」「この瀧さんと広瀬アナのコンビが絶妙な味を出している。このキャラを大切にしてほしい」「現在の番組の味を変えないためにも、このまま深夜で放送してほしい」「取材先を見つけ出すスタッフのリサーチ力に感心した」「テレビ本来の面白さと言うか、テレビ創世記のころの生放送の良さを思い起こさせてくれた」「マニアックさへのリスペクト感がにじみ出ていた」「静岡サブカルチャー発見番組としても価値がある」――など多くの好評を頂いた。
その一方で、「オープニングテロップで、『しょんない』ことをくだらないことと決めつけた定義づけには疑問がある」「瀧さんは、なぜ『ピエール』と名乗っているのか」「もっと多くの人たちに見てもらうためには、もっと見やすい時間帯に放送したらどうか」「月1回の放送では視聴習慣がつかない。せめて隔週の放送にできないか」「ゆくゆく、この番組のステッカーが静岡の車に張られる時が来ることを期待する」――といった指摘や提言を頂いた。 |
次回日程 | 2011年7月13日(水)
課題番組:「とびっきり!しずおか」の4月からの新コーナー 「旬の味めぐり」、「お調べナウ」について |