放送番組審議会とは
静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。
放送番組審議会議事のあらまし
2022年2月
開催月日 | 2022年2月 |
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開催場所 | 本審議会は2月9日(水)に開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で静岡県内の感染者数が急増している状況のため、対面する形での開催を見送り、各委員には課題番組についてのリポートを提出いただきました。 |
出席委員 | 委員長 伊藤 洋一郎 副委員長 渡邉 聡 委 員 今川 教子 松下 光恵 倉田 明紀 海野 尚史 川口 澄生 加藤 裕治 |
課題番組 | 『池上彰が直撃取材!リニア新幹線とニッポンの未来』 (静岡朝日テレビ制作) 放送:2022年1月23日(日) 13:55~15:20 出演者:【解説】池上彰 【ゲスト】ガダルカナル・タカ、遠藤章造(ココリコ)、 土屋礼央、朝日奈央 【進行】佐野伶莉(静岡朝日テレビアナウンサー) ジャーナリスト・池上彰氏が自ら現地に足を運び、リニア新幹線に関する疑問を直撃 取材!国や自治体が描く未来に組み込まれた国家的プロジェクトを形にするために 今何が求められているのか、“国民の疑問”を分かり易く紐解き、リニア新幹線の「今」 と「未来」を考える。 ▼池上彰氏がJR東海・金子社長を直撃取材! ▼メディア初公開となる新駅の工事現場の全貌とは? ▼リニア建設に賛成派と反対派がいるのはなぜ? ▼トンネル工事現場にも潜入 |
審議内容 | ・番組の視点や組み立て方、映像の選び方に、制作者の「胆力」を感じた。 ・リニア問題に正面から取り組んで、正面から取材する真摯な姿勢を感じ、トンネル現場の映像、南アルプスの自然、流れる水の実感など、テレビの持つ映像の力を感じさせた番組だった。 ・多くの人がテレビでしか見ることのできない場所の映像を提供できた点も、本番組の大きな見どころの一つ。 ・JR東海側の国に役立つ一大プロジェクトをやっているんだというプライドや使命感のようなものは伝わったが、それによりかき消されてしまいそうな小さな声をすくい上げることはメディアとして非常に重要なことであると考える。 ・多くの地域に多大な影響を与えるインフラ事業をどう民放テレビが伝えていくのか、その難しさを示していた。 ・500万トンの水がどのように消えるのか、その水量がどれくらいのものかについての説明が不十分だった。 ・水が出なくなってしまった地域のことに触れることもなく、番組が構成されていて、負の情報はどこへ隠れてしまったのか?という疑問を持った。 ・トップのジャーナリスト、番組の進行役として現場レポートをされた以上、「最先端の技術を持ってしても、パーフェクトに進められていないこと」という面にももう少し触れるべきだった。 ・池上さんが一人、パネリストにタレントと鉄道マニアだけを揃えただけの意見感想では、視聴者に対する説得力がない。この問題に詳しい専門家も入れての番組作りが必要だった。 ・タイトルに「リニア新幹線とニッポンの未来」とあったが、内容的には「日本の未来」と関係ない、という印象。 ・早さや効率を追求する社会において「リニア新幹線」を番組としてどう位置付けるのか、もう少し深掘りすることで、今回の「ニッポンの未来」というタイトルに込めた意図が、より明確に視聴者に伝わったのではないか。 ・リニア新幹線が実現する具体的な「ニッポンの未来」像について共有できると、リニア新幹線の影響力や可能性に対する視聴者の視野を広げる一助になるのではないか。 ・本番組を見る(特に静岡県内の)視聴者は、本問題の論点や課題をもっと知りたいと考えている方も多いと思うので、例えば大井川流域市町の主張なども取り上げ、静岡県の事情をもう一歩掘り下げて伝えても良かったのではないか。 ・次回があるなら、問題解決の具体策の提案や、保守管理等の安全に関わる経費のシミュレーションも示しては。主張の異なる複数の専門家の議論なども聞きたい。 こうした意見をいただきました。 |
次回日程 | 2022年3月9日(水) |
放送番組種別ごとの放送時間量
番組種別 | 2021年4月~2021年9月第3週合計放送分数(分) | |
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報道 | 13,450 | |
教育 | 6,647 | |
教養 | 13,914 | |
娯楽 | 18,519 | |
その他 | 通信販売 | 6,546 |
その他 | 554 | |
対象期間の放送時間全体 | 59,630 |
- 番組種別リスト 2021年4月第3週(2021年4月19日~2021年4月25日)
- 番組種別リスト 2021年5月第3週(2021年5月17日~2021年5月23日)
- 番組種別リスト 2021年6月第3週(2021年6月21日~2021年6月27日)
- 番組種別リスト 2021年7月第3週(2021年7月19日~2021年7月25日)
- 番組種別リスト 2021年8月第3週(2021年8月16日~2021年8月22日)
- 番組種別リスト 2021年9月第3週(2021年9月20日~2021年9月26日)
CM放送時間量
CM放送時間量(分) | |
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対象期間におけるCMの放送時間 (上記放送時間全体に含まれる) |
9,631 |
対象期間
2021年4月19日(月)~2021年4月25日(日)
2021年5月17日(月)~2021年5月23日(日)
2021年6月21日(月)~2021年6月27日(日)
2021年7月19日(月)~2021年7月25日(日)
2021年8月16日(月)~2021年8月22日(日)
2021年9月20日(月)~2021年9月26日(日)