放送番組審議会とは
静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。
放送番組審議会議事のあらまし
2024年02月
開催月日 | 2024年02月14日 |
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開催場所 | 静岡朝日テレビ本社 |
出席委員 | 委員長 伊藤 洋一郎 副委員長 加藤 裕治 委 員 川口 澄生 海野 尚史 広田 奈都美 松田 直子 永松 典子 |
課題番組 | ■課題番組 『池上彰が追跡取材!どうなる!?リニア新幹線』 放送日時:2024年2月11日(日)午後13時55分~午後15時20分 制作:静岡朝日テレビ 【解説】池上彰 【ゲスト】ガダルカナル・タカ、石原良純、影山優佳 【VTR出演】鳥越壮真 【進行】佐野伶莉(静岡朝日テレビアナウンサー) |
審議内容 | 5.主なご意見 【全体を通して】 ・これまでと異なり地方番組とは思えないクオリティを感じた。 ・これまでとは違い、番組制作の視点や方向性が揺れ動いている印象を受けた。 ・またいつも通り知事の話題に及ぶかと重い気持ちで見始めたが、これまでと全く違って、リニアとはどういう乗り物なのか、その魅力やメリットを伝える内容から始まり良い意味で裏切られた。 ・随所に掲出される説明テロップも分かり易く絶妙なタイミングだった ・沿線都府県へのアンケートのパネルは非常に分かり易かった。 ・前半が教養番組的な位置づけ、後半は社会派の側面のある複合的な番組構成だったと感じる。 ・映像が重要な役割を果たす場面が多く、スペクタクル的な楽しみがあった。 ・静岡県の懸念3点も分かり易くまとめられていた。 ・経済発展と自然保護の共存をどう実現させるのかモヤモヤが残ったが、現状を体現できた番組だったのではないか。 ・専門的な言葉も交えつつ、課題を多角的に検証していくとても勉強になる番組。 ・タカさんが知事の発言が静岡県民の総意ではない、という発言は良かった。JR東海の情報開示の必要性といった発言、日本経済の発展と自然環境保護の両立といった発言で、リニア問題を色眼鏡ではなく、全体を理解しなくてはならないとリマインドしているようで、番組を見終わった後、学びを得たような心地よい読後感があり、メディアとして価値ある情報を伝えてくれたと感じた。 ・リニアの工事現場の取材も満足度が高かった。 ・全体を通して、JR東海のコメントが軸になった番組作りと感じた。 ・私たちはリニアに対してどう向き合って、どう考えて、どう実現していけばいいのか。石原良純さんが言っていた「次へ展開しないと意味がない」というところに視聴者が関心を持てば、もう少し活発な、正確な、生産的な議論が行われていくのではないか。 【3つのキーワード】 ・キーワードを3つに絞ったのも良い。クイズ形式も視聴者が入り込みやすく良い工夫。キーワードが身近で想像しやすい。 ・3つのキーワードは、少し強引に感じた。 【ゲスト】 ・ゲスト3名のバランス良い。スタジオが明るかった。石原良純さん、影山優佳さんは品があった。自由に発言していて良かった。ゲストの発言が、番組への関心を高め、また、視聴者に論点を提示する場面もあり見どころになっていた。 ・石原良純さんの鋭いコメントが際立った。川勝知事のインタビューに対して「1年先も分からない不透明な時代に無責任だ」というコメントがリニア問題の流れを示す一言と感じた。 ・リニアの試乗が子役というのが良かった。 ・子役の鳥越壮真くんのリニア試乗は非常に見どころだった。鉄道好きの男の子が最新のものに触れる様子、ワクワクした気持ちを視聴者が共感するという立体的な情報になっていた。もっと長く見たかった。ただ、鳥越壮真くんを「相棒出演」とサイドスーパーで出していたのは、安易な飾り言葉で要らないのではないか。 【課題の指摘、今後望むことなど】 ・アメリカの話題は唐突でまとめも曖昧だった。安易に大谷選手を出すのはいかがなものか。 ・番組のホームページに、「川勝知事の腹案とは」とあり、期待したが、インタビューシーンはとても短く、結論を先延ばしするような軽い発言だけで、これで腹案を引き出せていたのだろうか。 ・毎回最後が駆け足になる印象で今回も同じ印象を持った。 ・リニアの開通によってオーバーツーリズムの解消になるかのような印象を受けたので、解決策の一つの可能性ではあっても、そればかりではないことを付け加えてほしかった。 ・オーバーツーリズムなど、グラフや数字を使って紹介があるとより説得力があった。 ・リニアは電力を物凄く使うので、リニアと原発問題を取り上げてもらいたい。 こうした意見をいただきました。 |
次回日程 | 2024年3月13日(水) |
放送番組種別ごとの放送時間量
番組種別 | 2023年4月~2023年9月第3週合計放送分数(分) |
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報道 | 13,412 |
教育 | 7,207 |
教養 | 13,788 |
娯楽 | 19,009 |
通信販売 | 6,581 |
その他 | 253 |
対象期間の放送時間全体 | 60,250 |
- 番組種別リスト 2023年4月第3週(2023年4月17日~2023年4月23日)
- 番組種別リスト 2023年5月第3週(2023年5月15日~2023年5月21日)
- 番組種別リスト 2023年6月第3週(2023年6月19日~2023年6月25日)
- 番組種別リスト 2023年7月第3週(2023年7月17日~2023年7月23日)
- 番組種別リスト 2023年8月第3週(2023年8月21日~2023年8月27日)
- 番組種別リスト 2023年9月第3週(2023年9月18日~2023年9月24日)
CM放送時間量
CM放送時間量(分) | |
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対象期間におけるCMの放送時間 (上記放送時間全体に含まれる) |
9,928 |
対象期間
2023年04月17日(月)~2023年04月23日(日)
2023年05月15日(月)~2023年05月21日(日)
2023年06月19日(月)~2023年06月25日(日)
2023年07月17日(月)~2023年07月23日(日)
2023年08月21日(月)~2023年08月27日(日)
2023年09月18日(月)~2023年09月24日(日)