放送番組審議会とは
静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。
放送番組審議会議事のあらまし
2023年4月
開催月日 | 2023年4月12日 |
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開催場所 | 静岡朝日テレビ本社 |
出席委員 | 委員長 伊藤 洋一郎 副委員長 加藤 裕治 委 員 倉田 明紀 海野 尚史 川口 澄生 広田 奈都美 松田 直子 |
課題番組 | ■課題番組 『とびっきり!しずおか』(参考放送回:4月4日(火)) 制作:静岡朝日テレビ 放送:毎週月曜~金曜午後4時40分~午後7時00分 (午後5時50分~午後6時15分「ANNスーパーJチャンネル」) 出演者:MC)橋本ありす、佐野伶莉(静岡朝日テレビアナウンサー) スタジオ)伊地健治(静岡朝日テレビアナウンサー) 天気)渡部圭吾(気象予報士) ゲスト)八代英輝(国際弁護士) ニュース)石田和外、久保円華(静岡朝日テレビアナウンサー) |
審議内容 | 5.主なご意見 【田辺市長と川勝知事の会談】 ・二人の関係性の良し悪しではなくて、災害時の連携について話をしたか、ということこそが重要なのではないか。 ・田辺市長と川勝知事の会談は話題性はあったと思うが、この会談によって二人の関係がどうなったとしても市民にとって建設的な話にはつながらない。次の市長に取り組んで欲しい地域の課題について情報提供があると、視聴者にとって有益だった。 ・16時から30分間行われた会談を10分後にテレビで見られるのは言葉通り「速報」だった。しかも当初非公開だった会談が急遽公開となって準備する時間が無い中で、これまでの流れも含めてきちんとまとめられていたし、コメントも非常に冷静で的確だった。 【リニアの水利権問題】 ・水利権についての解説は重要だったと思うが、言葉だけだと難しいと感じた。こういう難しい話こそフリップなどを用いて視覚的に分かり易い解説が欲しかった。 ・大井川の水問題をきちんと取り上げたよい視点での報道だった。地方の民放テレビにおいて、こうした問題を取り上げるのは難しい面も多々あると思うが、政治家の人間関係や自治体間の対立として報道するフレームに留まらず、じっくり時間をかけて地域の問題を伝えることはキー局ニュースにはできないことだ。 【食材の高騰】 ・食材の高騰に奮闘するラーメン店の特集について、グルメだけの紹介だと宣伝色が強く、胡散臭くなるが、他のカテゴリーから飲食を紹介すると、その嫌な部分がカットされて、素直にグルメの情報が入ってくる。 ・ラーメン店が直面している問題を独自に調査していて大変見ごたえがあった。アサリ、煮干しといった材料の単価など具体的なデータを出す一方で、それぞれの店主たちの営業の工夫や、値上げをするかどうか苦悩している様子もよく伝わってきて応援したくなった。 【番組全体】 ・番組を通して、MCからコメンテーターに質問を問いかけて、コメンテーターがそれに対して分かり易く解説をするという流れがある。多くの場合、コメンテーターから回答を得られた時点で、次の話題に移り、また別の問いかけをすることが多いが、その回答にさらに踏み込んで、話題を掘り下げていく、という場面が増えるとよい。 ・10日の放送では、袴田事件の三者協議について生中継が入った。18時台のゲストの大谷昭宏さんが急遽スタジオに入って解説したのは分かり易く伝える上でとてもよい判断だった。このような専門性が高い話題について、コメンテーターの役割の大きさを改めて実感した。 ・「とびっきり食堂」はテーマが「春の極上グルメ」だったが、少しぼんやりしている。もっと視聴者が行動に移せるような物語があるとよい。料理が情報として欲しい時はインターネットで調べる。テレビの役目は物語性だと思う。この料理を作っているのはこんな人物でこのように作られているという物語、視聴者が行きたくなるような物語が語られることが求心力になる。 ・静岡駅で雨の状況を説明する時の林記者の外出時の注意の声掛けが非常に優しくて癒された。静岡朝日テレビは県民のことをこういう風に思っていますよ、というメッセージになり凄く大事なことだと思う。 ・VTRが丁寧に作られているが、展開が遅い。さらっとした考察が多く、とにかくあっさりしている。ただ、あまり出歩かない高齢者になった時には自分に語りかけられるような癒しを求めて見るかもしれない。番組の全てが視聴者に語りかけるようなコンセプトで作られたら寂しい時に見るかもしれない。 ・お天気のコーナーで、富士山と桜の映像が流れたが、目に留まり、心が和んだ。静岡朝日テレビは映像が綺麗という印象が強いので、今後もドローンなど使ってこうした工夫をするとよい。 ・「とびっきり!しずおか」は報道なのか、ワイドショーなのか、何を目指しているのか聞きたい。混在している印象。 ・ストーリーが感じられる映像や取材のあり方はあるだろう。「とびっきり!しずおか」を見ようと惹きつけられることが大事。広がりのある報道や物語のある報道が背景にあるとよい。 こうした意見をいただきました。 |
次回日程 | 2023年5月10日(水) |
放送番組種別ごとの放送時間量
番組種別 | 2022年10月~2023年3月第3週合計放送分数(分) |
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報道 | 13,828 |
教育 | 6,699 |
教養 | 13,712 |
娯楽 | 19,497 |
通信販売 | 6,206 |
その他 | 293 |
対象期間の放送時間全体 | 60,235 |
- 番組種別リスト 2022年10月第3週(2022年10月17日~2022年10月23日)
- 番組種別リスト 2022年11月第3週(2022年11月21日~2022年11月27日)
- 番組種別リスト 2022年12月第3週(2022年12月19日~2022年12月25日)
- 番組種別リスト 2023年1月第3週(2023年1月16日~2023年1月22日)
- 番組種別リスト 2023年2月第3週(2023年2月20日~2023年2月26日)
- 番組種別リスト 2023年3月第3週(2023年3月20日~2023年3月26日)
CM放送時間量
CM放送時間量(分) | |
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対象期間におけるCMの放送時間 (上記放送時間全体に含まれる) |
9,838 |
対象期間
2022年10月17日(月)~2022年10月23日(日)
2022年11月21日(月)~2022年11月27日(日)
2022年12月19日(月)~2022年12月25日(日)
2023年01月16日(月)~2023年01月22日(日)
2023年02月20日(月)~2023年02月26日(日)
2023年03月20日(月)~2023年03月26日(日)