放送番組審議会とは
静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。
放送番組審議会議事のあらまし
2023年5月
開催月日 | 2023年5月10日 |
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開催場所 | 静岡朝日テレビ本社 |
出席委員 | 委員長 伊藤 洋一郎 副委員長 加藤 裕治 委 員 倉田 明紀 川口 澄生 広田 奈都美 松田 直子 ※海野 尚史委員はリポート提出 |
課題番組 | ■課題番組 『スポーツパラダイス』(参考放送回:5月5日(金)) 制作:静岡朝日テレビ 放送:毎週金曜午後11時15分~午後11時45分 出演者:MC)佐野伶莉(静岡朝日テレビアナウンサー) 槙野智章(元プロサッカー選手)※週替わり ゲスト:秋葉忠宏(清水エスパルス監督) |
審議内容 | 5.主なご意見 【全体について】 ・スタジオのMC2名体制は視覚的にもスッキリして、一つ一つの発言も聞きやすく好感を持った。 ・オープニングで、メジャーリーグから始まりゴルフ、サッカーとテンポよく展開することで、世界から地域へ視点が移るとともに、いよいよスポーツシーズン到来という雰囲気を感じられた。サッカーだけではなく海外国内様々なスポーツを取り上げるのは非常によい。 ・(メジャーリーグやゴルフなど様々なスポーツをとりあげる)番組の冒頭は、「1週間のスポーツの一番いいところを集めたコーナー」として定番化すると、スポーツパラダイスのあり方として定着すると思う。 ・VTR中のナレーションと、ワイプで抜いているスタジオの出演者の声が被って非常に聞き取りにくい部分があった。槙野さんや秋葉監督のような出演者はプロのアナウンサーではないので、話す時間を別に設けた構成の方がよいのではないか。 ・視聴率が伸びないのは(地元チームが)強くないからであることは自明のこと。弱いチームの報道だと、視聴者の目線は応援になり、ドキュメンタリー色が強くなる。スポーツ報道番組は、強いチームを報道する作りなのでそこに齟齬が生じている。視聴者は勝利をもう一度噛みしめたい、他の人も同じように勝利の感動を味わっている姿を見て連帯感を持ちたい、応援している選手、チームが著名な解説者や選手にほめたたえられている様子を見たい、という気持ちでスポーツ番組を見るのだと思う。 ・選手でもチームでもよいが、視聴者の「推し」を番組の中で作り上げていけると視聴率に繋がっていくと思う。スポーツの情報を提供、解説する中で選手をとりあげるのではなくて、選手を応援するような報道のあり方があっていいと思う。 ・番組自体が平面的ではなく、立体的に立ち上がってくる感じで、非常に意欲的で、制作者の挑戦する気持ちを感じた。来週もまた見たいと思った。 ・視聴者全員に向けてではなくて、ターゲットを決めることはすごく大事だと思う。 ・Jリーグは土日に開催されることが多いので、中4日置いた金曜夜の放送だと、ニュースとしての鮮度は落ちる。たとえば放送日をプロ野球のナイターがない月曜にするなどの曜日設定も、視聴率を上げるためのファクターだと思う。 ・金曜日の夜の放送という特性を生かした番組に工夫するとよい。週末に向けた応援や盛り上げの要素を組み込んで、土日への期待感を高めるような方向性があってもいい。 ・次回の試合案内が「おととい、あす、あさって」という表現のみになっていることに違和感があった。特にテロップなどの文字情報については「〇月〇日」と日付もきちんと伝達してほしい。 ・バスケットボールは普段見ないが、地元チームのベルテックス静岡の逆転勝利は嬉しい驚きで、応援したくなった。ローカルのスポーツ情報番組が担う役割として期待される地元のプロスポーツの振興は、地域の支えが大きな力である。「スポーツパラダイス」と番組視聴者の一体感を醸成することで、地域全体で地元チームを応援する機運が高まる一助になるのではないか。 【出演者について】 (4月28日MCりんたろー。さん) ・りんたろー。さんの雰囲気がよく、スポーツバーで観戦している楽しさやスピード感に乗せられ、あっという間の30分だった。シビアに試合内容を分析解説する形ではないが、時折こういう回があると面白い。視聴者の入り口を広げる意味もあると思う。 ・りんたろー。さんの解説は、プロの解説者とは違った良さがあった。スポーツを少し分かっている視聴者の心の声を代弁するようで、また見たいと思った。明るい雰囲気で楽しく番組が進行した。 ・りんたろー。さんは、サッカーの面白さや本質に迫っておらず、騒々しくて、見ていて疲れた。 (5月5日MC槙野智章さん:ゲスト秋葉忠宏監督) ・槙野さんの秋葉監督への質問や、試合の状況分析が冷静、的確だった。番組によいリズムをもたらしていた。 ・槙野さんと秋葉監督は選手時代からの付き合いというだけあって、コメントがフランクで肩の力が入っておらず、よい関係性であることが番組全体を通じて感じられた。槙野さんの起用はうってつけだった。 ・槙野さんが秋葉監督に「静岡の他のチームのことが気になりますか?」と聞いて、秋葉監督が「めちゃめちゃ気になりますよ」と答えたシーンは、生の声が台本なしにストレートに出ていて、番組を立体的に感じた。やり取りが実に面白かった。 こうした意見をいただきました。 |
次回日程 | 2023年6月14日(水) |
放送番組種別ごとの放送時間量
番組種別 | 2022年10月~2023年3月第3週合計放送分数(分) |
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報道 | 13,828 |
教育 | 6,699 |
教養 | 13,712 |
娯楽 | 19,497 |
通信販売 | 6,206 |
その他 | 293 |
対象期間の放送時間全体 | 60,235 |
- 番組種別リスト 2022年10月第3週(2022年10月17日~2022年10月23日)
- 番組種別リスト 2022年11月第3週(2022年11月21日~2022年11月27日)
- 番組種別リスト 2022年12月第3週(2022年12月19日~2022年12月25日)
- 番組種別リスト 2023年1月第3週(2023年1月16日~2023年1月22日)
- 番組種別リスト 2023年2月第3週(2023年2月20日~2023年2月26日)
- 番組種別リスト 2023年3月第3週(2023年3月20日~2023年3月26日)
CM放送時間量
CM放送時間量(分) | |
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対象期間におけるCMの放送時間 (上記放送時間全体に含まれる) |
9,838 |
対象期間
2022年10月17日(月)~2022年10月23日(日)
2022年11月21日(月)~2022年11月27日(日)
2022年12月19日(月)~2022年12月25日(日)
2023年01月16日(月)~2023年01月22日(日)
2023年02月20日(月)~2023年02月26日(日)
2023年03月20日(月)~2023年03月26日(日)