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放送番組審議会

放送番組審議会とは

静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。

放送番組審議会議事のあらまし

2023年6月

開催月日 2023年6月14日
開催場所 静岡朝日テレビ本社
出席委員 委員長   伊藤 洋一郎
副委員長  加藤 裕治
委 員   倉田 明紀
      川口 澄生
      海野 尚史
      広田 奈都美
      松田 直子
課題番組 ■課題番組
『とびっきり!しずおか日曜版』(参考放送回:6月4日、11日)
制作:静岡朝日テレビ
放送:毎週日曜午後4時00分~午後5時30分
出演者:MC)須藤誠人(静岡朝日テレビアナウンサー)
      白木愛奈(静岡朝日テレビアナウンサー)
       
 <4日>
ゲスト:齋藤孝(明治大学教授)
スポーツ:笹村朱里(静岡朝日テレビアナウンサー)
<11日>
 ゲスト:宮本亞門(演出家)
 天気:渡部圭吾(気象予報士)




審議内容 5.主なご意見
【全体について】
・スタジオは、すっきりしていて、余分な情報が入ってこないため、見やすい。
・スタジオの雰囲気が少し硬いと感じた。もう少し柔らかく元気な雰囲気がでるとよいのでは。白木アナウンサーのコメントももっと聞いてみたい。
・暮らし、人生、地域という大事なものに迫っていく、正面から丁寧に向き合い、その大事なものを視聴者に伝えていこうとする姿勢を感じた。
・日曜日の午後の何もせずにぼんやりとする人も多い時間に、質の高いものを提供することが局としての価値を高めるのではないか。扱うテーマを真剣に見つけて、多くのものを集めて並べるのではなく、一つのテーマを丁寧に取材して、ちゃんと伝えていくことで番組の魅力が高まるのではないか。そうすることで、他の番組もその視線で見ようというふうに流れるのではと期待する。

【キャスティング】
◆齋藤孝氏
・静岡出身で親しみがある。番組の中での振る舞いに大変好感が持てて、齋藤先生のキャラクターが世間にウケている理由が分かった。
◆宮本亞門氏
・情感たっぷりと感情を込めて、身振り手振りが大きいが、嫌みなくコメントが入ってきた。
・非常に明るく、人の温かみを感じられ、大変好感を持った。

【大雨情報】
・被害の大小問わず非常に広い範囲で取材がされていた。
・被災地の現在の状況、被災者の声、雨の見通し、今後の注意点を非常に分かりやすく伝えていた。
・高速道路の渋滞情報などリアルタイムでどこでどんな困りごとが起きているのかも細かく取材してもらえると有難い。
・被害を受けた建物や家財道具は片付ける前にスマートフォンで撮影するとか、重要な書類は水がかからない高いところに置いた方がよいなど、役に立つアドバイスや体験が紹介されていた。被災の状況に加えて、こうした細やかな対策や知恵をテレビで伝えていくことは重要だ。
・11日は雨も小康状態だったので大雨に対する備えの情報が薄かった。今後も雨が続く季節なので、天候情報に加えて、日頃から備える防災対策や注意喚起の情報も伝えると良かった。
・普段から準備しておくこと、被災の可能性を感じた時にすべきこと、実際に被災してしまった時にすべきことの行動リストや、相談窓口の紹介など具体的な対策まで提供できるとよかった。
・細かい被害状況を1軒ずつ訪ねてリポートしていてリアリティがあってよかった。小さなマップでもよいので、具体的にどこで被害があったのかビジュアル的に表示があるとよい。
・4日は番組で取り上げるのに間に合うタイミングで、市の公式LINEから罹災証明書の申請や災害ごみの情報が流れていたので、番組でも触れるとよかった。そういったことが視聴者に寄り添った報道につながるのではないか。

【特集】
◆コストコ再販
・コストコの商品を一般の店に並べる仕組みが気になって見ていたが、コストコにも認知されているところまできちんと取材がされていたので、安心して買い物に行けると思った。消費者にとって有難い情報だった。
・丁寧に取材していると感じた。
・ビジネス面からもとても興味深く、目を引いた。
◆シニアの働き方
・よくこのテーマを思い付いたと、ワクワクしながら見た。街頭インタビューでは、様々な世代の方々に聞いていて、バイアスがかかった意図的な調査でないことが分かりよかった。全世代の問題なのだというメッセージと取れた。
・働かなければ生きていけないのか、働くことが生きがいなのかで大きく印象は分かれる。そこがこのテーマの難しい点だと思うが、会社が人材として必要だから働いてもらっているという話で、視聴者もホッとしたのではないか。
・働かない人、働けない人に対しては真逆のメッセージになり、働ける人が偉くて、そうでない人を社会は必要としていないと捉える人もいるだろうが、宮本亞門氏がうまくフォローしていた。
・高齢者の婚活、起業など高齢者が挑戦するテーマをまた扱ってほしい。

【カミナリの広報丸投げツアー】
・小学生の頃の社会科見学を彷彿とさせる企画。楽しみながら郷土の名産を学ぶことは大事だし、教育を促すことは非常に共感できる。ぜひ今後も続けてほしい。
・知らないお店ばかりで興味深かったが、それぞれのスポットの距離感が分からなかったので、行ってみたいというところまでは気持ちが動かなかった。地図を載せたり、テロップで見せたりしてくれるとよかった。
・カミナリの2人と須藤アナウンサーが本当に良い感じでかみあっていると感じた。須藤アナウンサーのコメントも気が利いていて面白く、番組の魅力アップに繋がっていると思う。
・カミナリさんは、自分のお笑いを表に出すのではなく、番組のコンセプトに合わせながら行動を取っている。番組の中で、必要ではあるがピースであることを理解し、ピースの役割を果たしているところに好感を持てる。

【関根勤の1万円ぽっきり旅】
・ゆるっとした雰囲気で、日曜日の夕方に向いている。
・紹介するグルメの美味しさが伝わってくる映像だった。
・ピックアップされた店がバラエティに富んでいて、見飽きることなかった。
・制限を設けるグルメロケは、足かせを付けることで偶然性や事件を組み込み、グルメに物語を作る効果がある。今回、取り上げたグルメ自体はどれも輝いているが、物語が脆弱だった。

【その他】
・お天気コーナーの手書きのフリップは、ローカル感、手作り感、親しみが感じられて、愛される理由だと思う。
・大井川鐡道の夜行列車ツアーの特集は、映像がとてもよくて、追体験をしているような感動があった。


こうした意見をいただきました。
次回日程 2023年7月12日(水)

放送番組種別ごとの放送時間量

番組種別 2022年10月~2023年3月第3週合計放送分数(分)
報道 13,828
教育 6,699
教養 13,712
娯楽 19,497
通信販売 6,206
その他 293
対象期間の放送時間全体 60,235

CM放送時間量

CM放送時間量(分)
対象期間におけるCMの放送時間
(上記放送時間全体に含まれる)
9,838

対象期間
2022年10月17日(月)~2022年10月23日(日)
2022年11月21日(月)~2022年11月27日(日)
2022年12月19日(月)~2022年12月25日(日)
2023年01月16日(月)~2023年01月22日(日)
2023年02月20日(月)~2023年02月26日(日)
2023年03月20日(月)~2023年03月26日(日)